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【巨匠のムチャブリ-野村芳亭】&【号外コラム】【追悼コラム】をリフレッシュ!

◆ 逝去した映画人についてのコラムを【追悼コラム】として独立

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 毎度、お読みいただき、ありがとうございます。
 過去コラムのリフレッシュ作業も佳境に入り、ついに【巨匠のムチャブリ-野村芳亭】をブラッシュアップ。その最終回でも文末にリンクを貼っておりますが、お読みいただいた後、【松竹の監督系譜】など各関連コラムを継続してお読みいただくと、いっそう日本の映画監督の関係性や人脈、生き様が俯瞰できると思います。
 今回、【号外コラム】を選別し、あるものは【新作プレビュー】へ、あるものは新設した【追悼コラム(物故映画人)】へ移しております。一番最近の「追悼・和田誠」はまだ号外コラムに入っておりますが、これもそのうち移送する予定。かつて書いた三國連太郎も本来は【追悼コラム】に入れるべきですが、ワン・テーマで立ち上げたのでそのままに。

 またU-NEXTやレンタルで今年観た旧作の「短感(短い感想)」は、現在は【新作プレビュー】に収蔵。これは後に別テーマを立ち上げて収蔵する予定です。
・ネット・ライティングについての不満と憂慮

コーヒーブレイク

 今回のリフレッシュでは、前回の【すくりーんエッセイ】時に書き加えすぎた反省から、新たに添付したコラムや映画の感想などはほぼないのですが、ただ2点だけ追加。
 それは、ネットにおけるライティング作業についての不平不満です。
 主にキュレーション・サイトで執筆した際の不満や憤り、そのシステム(やり方や運営)自体への疑問など当時思い知った事を徹底的に書いております。
 ちょっと前にビートたけしがTVで言っていたキュレーション記事への不満やライター批判--俺がテレビで喋ったことをそのまんま書いてやがる。だったら俺に原稿料を半分よこせ! --といった類いの事ですが、ああいう事がどうして起こるのか、私もキュレーションではないが、似たような記事を書かされたのでその裏側が見通せます。

 とにかくネット記事(ネットニュース)は人に読まれてナンボなので、すぐにアップする事(スピード)と話題性が求められる。よって裏取りなどの情報の信頼性(信憑性)を高めることが後回しになり、それこそフェイク・ニュースだったり、誤字脱字みたいな雑なライティングが頻発してしまう。
 それでも運営者(編集者でもあり、主催者でもある)は、早く売れるキャッチーな記事が出てくればオーケー(儲かる)なものだから、そういう速書きのシロウトを重用する。シロウトは金を稼ぎたいから、知識もなくロクに調べもしないまま書いてしまう・・・という雑な仕事がループ化しているのが、ネット・ライティングのようです。

 別にそれについて問題提起するわけでもなく、それが嫌なら辞めればいいだけの話だからほっといてもいいのですが、実際に体験してしまったので、そんな事にも触れとこうと。でももしかするととても重要な事かも知れません。
 
 愚痴というより提言ですね。こんな事をやってちゃしょうがないぞ--というオッサンのつぶやきだと思ってお読み下さい。以下の2本です。

【号外コラム】「今後、旧作はミドルエッジ・・第1弾は『カプリコン・1』の追記(2016年5月12日付)


【号外コラム】「昨年末から音楽について書いてます」の追記(2018年1月1日付)




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11/30のツイートまとめ

JAZZyaro

観たかったナー。いつも観るのに昨日は見逃した・・・一生の不覚。  アンタ復活劇を告知なしで放送の『脱力タイムズ』に賞賛の声 - 記事詳細|Infoseekニュース https://t.co/vbakwvE27t
11-30 12:52

【すくりーんエッセイ】をすべてリニューアル!

◆ 【名画座という名のタイムマシン】は再度、新たに全投稿!

文芸坐 フィルター版
▲ 改築前の池袋・文芸坐

 このほど【すくりーんエッセイ】内の「ブログ1周年記念エッセイ フィルムに埋もれる」(全6回)「人生で一番長~~く居たい場所」(全15回)「名画座という名のタイムマシン」(全24回)をブラッシュアップ。これで今年投稿した「何が最高って、外で飲む夏のビール」(全2回)を合わせて、このカテゴリー内のすべてのコラムをリニューアル(画面左わきのカテゴリにも「★」マーク)!

 通常のリニューアルは、既掲載のコラムを上書きするかたちで更新するのですが、「名画座という名のタイムマシン」を更新する際、2回以降の画面が横に1.5倍になるというエラーが生じ、この原因がなかなか分からなかったので、いっそのこと新規にアップしてしまおうと。
 この11月22日から25日にかけて既掲載のコラムが7、8本いきなりアップされていったのは、そういう事情からでございます。


▲ 『暗黒街の弾痕』(1961・東宝 岡本喜八監督) 予告篇 出典:YouTube

 『暗黒街の顔役』(1959)に始まる岡本監督のギャング映画は名画座で人気が高く、続く『暗黒街の対決』(1960)『暗黒街の弾痕』、そして『顔役暁に死す』(1961)、『地獄の饗宴(うたげ)』(1961)とどれも面白い。『暗黒街の弾痕』では挿入歌「誰も知らない」における凝ったビジュアル趣向が笑わせるーッ。

 今回のリニューアルでは、下記の作品解説を入念にしたほか、今まで書かなかった私のライター初期の辛酸話も追加。ちょっと追加しすぎの大ボリュームになったかな、との反省もありますが、まずは閲覧のほど、よろしくお願いいたします。

 ピックアップしてほしい映画解説やエピソードは以下のとおり。

「ブログ1周年記念エッセイ フィルムに埋もれる <最終回>」・・・『アメリカの夜』フランソワ・トリュフォー監督


「人生で一番長~~く居たい場所 <最終回>」・・・「高倉健さんお気に入りののベストカフェ - cafe NOEL」


「名画座という名のタイムマシン⑨」・・・「中川信夫監督のサインと『東海道四谷怪談』」


「名画座という名のタイムマシン⑩」・・・『ミッドナイト・エクスプレス』アラン・パーカー監督


「名画座という名のタイムマシン⑭」・・・「『武器なき斗い』とネクラな映画評論家の陰湿なイジメ」


殺人狂時代
▲ 『殺人狂時代』(1967・東宝 岡本喜八監督)  出典:私の中の見えない炎

 目の肥えた、またはハイブラウな批評眼をお持ちの映画マニアが集った、この時期(1970~1990)の名画座において、かければ常に大盛況と言われた人気作品がコレ。岡本監督ではこの『殺人狂時代』と『ああ爆弾』、鈴木清順では日活時代の作品が人気で、特に『東京流れ者』『関東無宿』『刺青一代』、そして極めつき『けんかえれじい』。私も『東京流れ者』を文芸地下で観ているが、開始から終わりまでずっと大爆笑につぐ大爆笑が巻き起こって、とても楽しい気分で鑑賞できたもの。これすべて、名画座に集まるハイブラウ・・・じゃない、屈託のないお客さん(映画マニアではなく、肉体労働系のお兄さんや時間つぶしのサラリーマン、営業マンのおじさん達)のおかげ。



すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン㉔-最終回

◆ 受難に次ぐ受難の映画人生を生きた男 <後篇>

今井監督
▲今井 正監督 〔1912-1991〕

 今井正監督の作風は、後輩の大島渚らが標榜したような急進的な社会告発や革命性ではなく、下から目線で庶民と社会を描く穏健なものだったから、時に 「情緒過多である」 とか 「アナクロだ」 とか 「手ぬるい」 「甘い」 などと批判された。

 このず~っと後ではあるが、私も今井監督が『戦争と青春』(平成3=1991年)というヤワなタイトルの遺作を撮って亡くなった時、

 どーして日本の大監督、巨匠って人達は、最後の最期に繰り言のように反戦映画を撮ろうとするのだ? バカの一つ覚えのように、反戦を叫ぼうとするんだろう?

 と思い、半ばバカにしてこの遺作を観るのを敬遠した。

 しかし、さきの今井本に書かれていた『戦争と青春』が製作・公開される迄の〝闘い〟--ほとんど片目が見えず心臓がマヒして、身体のアチコチに致命的な欠陥を抱えながら、死ぬ覚悟でこの映画の製作に当たった今井監督の決意と行動--を知って、今はこの映画を敬遠したことを深く恥じている(とはいえ、この映画、後でテレビで観たのだけれど、あまり関心した出来栄えじゃなかった)。

 神代辰巳前田陽一 も、そしてルキノ・ビスコンティ も亡くなる間際には車椅子に座った状態で「ヨーイ、スタート!」をかけたと言われるぐらいに、映画監督はとてもメガホンをとれる体調ではないにもかかわらず、重篤な病身を押して現場に出て指揮を執ったりする。その執念たるや、凄まじい。幽鬼のごとくである。

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感想(0件)


 
 『戦争と青春』を撮った時の今井正にも、まさにこの執念、いや戦争に対する怨念があったようである。
 封切時、この映画は全国系のメジャーな上映ルートには乗らず、地方の公民館とか市民ホールのような場所での公開だったので、今井監督は集客のために挨拶回りの地方行脚に出たのだが、その草加市でのキャンペーン中に倒れて、息を引き取った。

 享年79歳・・・まさに満身創痍の人生だった。

 今(2015年6月29日時点)、国会で集団的自衛権を認める安保法案 (安全保障関連法案) が審議されている。
 もし今井監督が健在だったら、国会議事堂を取り巻く反対派のデモの人々の中に車椅子に乗ったその姿を拝めたかもしれない。  <完>

        **************************

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すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン㉓

◆ 受難に次ぐ受難の映画人生を生きた男 <前篇>

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 今井正 は昭和20~30年代、ベストテンの常連監督として日本映画界のトップを快走したが、同時に常に批判に晒された

 昭和30年代の終わり頃、製作の基盤であった独立プロ運動が下火になって、メジャーの東映や大映などで体制や権力を告発する社会派モノや時代劇、メロドラマを撮っていくことになるが、そこでは賛同者も多かったが、敵も多かった。

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 そして1960年代末、部落差別を描いた住井すゑの大著 『橋のない川』 (昭和44=1969年・ほるぷ映画)の映画化に着手するが、この時、本来、歓迎されるはずの部落解放同盟(のお偉いさん)から徹底的な製作&撮影妨害を受ける。
 『橋のない川』はずっと後、平成になってから 東陽一 監督によってリメイクされたが(平成4=1992年・ガレリア=西友)、このリメイクされた方を私は観ているが、今井版は未見。
 この今井版『橋のない川』、その製作の過程であまりにもヒドイ妨害があったことを初めて知り、恐るべき妨害行為の数々に絶句した(興味のある方は『今井正の映画人生』あたりを読まれたし)。

 思うに--今井正の映画人生は、受難に次ぐ受難、だったのではなかろうか。

 昭和10年(1935)、京都のJ・Oスタジオに入り、2、3本の作品に助監督として就いただけですぐに監督に昇進。デビュー作の 『沼津兵学校』 (昭和14=1939年)が好評で、それを観た東宝の 藤本真澄 (当時、島津保次郎の演出助手から製作部付きに)に呼ばれて東京の東宝砧撮影所に転籍となる--監督業の滑り出しはラッキーであったが、戦時中は国策映画を撮らされた
 日本共産党員であり、戦争(軍国日本)にはもちろん反対だったが、それを拒否すれば、亀井文夫 のように監督のライセンスを剥奪されて、映画は撮れないし、撮影所から放り出され、要は生活費にも事欠くことになる。つまり不穏な戦時下、家族もろとも路頭に迷うことになるのだ。
 そこで今井は他の監督たちと同じように、自身の主義や主張を抑え、言わば〝自分を殺して〟 東宝上層部から言われるままに 『望楼の決死隊』 (昭和18=1943年)や 『怒りの海』 (昭和19=1944年)といった戦意高揚を目的とした国策映画を撮っていった (※)

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 戦後は東宝争議に巻き込まれ、砧スタジオが〝細胞〟と呼ばれる共産党分子に先導された赤化した組合員とそれを扇動する左翼の活動家、そしてそれらに反対の撮影所員らが対立し、時に血まみれの抗争があったり、スタジオが封鎖されたりもした、荒れ狂い揺れ動いた撮影所の中で、 『青い山脈』 (昭和24=1949年)を撮って大ヒットさせる。

 昭和25年(1950)、レッドパージでクビになる前に自らの意志で東宝を退社するが、当座は生活費を稼ぐために クズ屋 (くず鉄などを拾い集めて、それを高値で売って儲ける、戦争直後に流行った商売)をし、その頃、始まった独立プロでの映画製作に飛び込んで名作を連発、ベストテンの常連監督になっていくわけだが、今井家の経済は常に火の車であった。 <続く>

※ 今井正の映画界入り前後の状況と戦時中の東宝時代については、既にアップした以下の記事をご参照ください。
●【巨匠のムチャブリ-島津保次郎 オヤジの蛮行】<その56>(2013年8月27日付)
●【巨匠のムチャブリ-島津保次郎 オヤジの蛮行】<その57>(2013年8月28日付)
●【日本の映画監督 監督志望者の〝傾向と対策〟】=◆ アカい若者は撮影所を目指す<その9/最終回>(2013年10月11日付)
●【日本の映画監督 戦時下の監督たち】<その1> (2013年9月2日付)
●【日本の映画監督 戦時下の監督たち】<その6> (2013年9月9日付)


すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン㉒

◆ 今井正は大島渚ら後輩監督からも「下手クソ」とケナされていた!

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 昨年(2014)、私は必要に迫られて、

『今井正の映画人生』 (新日本出版社編集部、新日本出版社)、
『今井正映画読本』 (今井正監督を語り継ぐ会・編、論創社)、
『今井正「全仕事」』 (編集・映画の本工房ありす、発行=ACT、発売元=東銀座出版社)

 と3冊の今井監督関連の本を読んだのですが、今井さんほどアチコチから批判や侮辱、八つ当たりめいた中傷を受けた巨匠はいないんじゃないか、ってほど叩かれてる。

 今井正は、キネマ旬報社が毎年発表している年間ベストテンで第1位を獲得した回数が、世界のクロサワを抜いて一番多い人 (※) 。そういう掛け値なしの大監督だから、やっかみ半分で批判されるのかもしれない。

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 そういう批判は評論家や映画ファンなどの外野だけでなく同業の映画人からもあって、監督の大島渚からは「今井正 下手くそ説について」なんてウソみたいにヒドイ題名の論文を出される始末。 これは昭和33年の『映画批評』(1958年10月号) に載った論文だが、

 どだい今ほど今井正をケナしやすい時はない。
 「夜の鼓」は評判が悪かったし当たらなかった。
 共産党はオチ目だし世の中は平穏無事だ。
 「社会派監督」今井正には辛い時である。…(略)…。

出典: 『今井正映画読本』

 といった書き出しで、大島監督は、すでに今井正を攻撃 (糾弾!) していた中平康増村保造を戒めながら、自分でもやっぱり今井正の映画は甘いとしっかり主張している。

 しかも笑っちゃうのは、この大島の論旨が--

 今井正の映画は甘くてなっちゃいないけど大衆には受けているから、中平・増村も今井と同じように撮ってる作品は当たっていないわけだから、今井を中傷する根性があるのなら、もっとガンバレ!

 というもので、上げたり下げたりした挙げ句、結局は今井正を否定するという、悪フザケもいいトコの一文で、まったく今井監督にしてみれば、災難としか言いようがない。  <続く>

※「ベストワンに輝いた今井作品は5本」 
・『また逢う日まで』・・・・昭和25年(1950) 東宝
・『にごりえ』・・・・・・・昭和28年(1953) 文学座=新世紀映画  
・『真昼の暗黒』・・・・・・昭和31年(1956) 現代ぷろだくしょん=独立映画
・『米』・・・・・・・・・・昭322年(1857) 東映
・『キクとイサム』・・・・・昭和34年(1959) 大東映画=松竹


すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン㉑

◆ 学生に批判され、頭に来た今井正

青い山脈
▲ 『青い山脈』(1949・東宝 今井正監督)
出典:新文芸座 on Twitter

 脚本家・杉山義法 さんが語っていた 「今井正とケンカした話」 は、30数年も前に聞いた逸話だから細部は曖昧で内容も違ってるかもしれないけど、要するに、当時、ベストテンの常連監督と呼ばれていた天下の巨匠にイチャモンつけて怒らせてしまったって話である。

 杉山先生がまだ学生だった頃、銀座か、新宿か、青山か、まあ、そんなところを学友と歩いていたら、今井正監督を見かけた。コレがただ道で見かけたのか、今井監督の何かの上映会か講演会か、そんなイベントのついでに見かけたものか、忘れてしまったけれど、とにかく杉山さんたちは声をかけた。

 想像するに--

「 ア、あのう、もしかしたら 『また逢う日まで』 の今井正監督じゃないですか? 」
「 ええ、そうです 」
「 僕達、映画を勉強している学生です。こんなところで名監督にお会いできるなんて光栄です。是非ともお話しを聞かせていただきたいんですが 」
 とかなんとか言ったら、今井監督が
「 やー、名監督かどうかは判らないけれど( とテレつつ )、じゃあ、時間もあるしお茶でもしましょうか 」

 なんてな事でダベることになったんじゃないか、と思うのですが、こういう時ってのは往々にしてヤバイ。

 映画好き、といったって実際に映画を作ってるプロの今井正にしたら、杉山さんたち学生はただのシロウト。で、この映画好きのシロウトって人種ほどタチの悪いヤツはいない。

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 最初は好き嫌いは別として今井正をプロの映画人、現役の大監督として尊敬しているから、言葉使いも丁寧で、今井作品についても、まま、好感をもってる部分から話したりして、要は持ち上げていきますわな。
 だれど、そのうち、次第に学生独特の 青くさい映画観 というやつ(政治的なイデオロギーがどうの、とか、描き方がヌーヴェルヴァーグを意識してるとか、してないとか、てな要らぬ詮索)がモゾモゾと蠢動して、次第に目の前にいる巨匠監督に絡み出す。
 いや、目の前にいる映画人が、有名人だったり、大物であればあるほど、そうした権威にひと言言ってやろう、という思いが噴き出してきて、ヒジョーに失礼な、無礼な発言が多くなる。相手を批判しちゃうわけですな。

 今井監督にしても最初の内は、そういうトガッた意見に対して、

「 俺に向かってよくも生意気なこと言ってくれるじゃねえか。 なかなかやるな 」

 みたいに甘受していたろうが、あんまり批判ばっかされると、頭に来ますよね、誰だって。

 確か杉山先生はこう言ってました。

「最初は、和やかに話してたんだよ。
 でも、俺も若かったから、今井さんのあの映画のアレはどうしてああなんですか? とか、アソコはああじゃなくてこうじゃありませんか、とか生意気なことを言っちゃって。

 ちょっと甘いンじゃないですかネー ・・・ なんてね。

 ホント、今にして思うと今井さんに悪いことしたと思うんだけど、若気の至りだよね。

 ああいう描き方じゃ、まだ手ぬるいでしょう、体制を変えるためにはもっと檄を飛ばすような主張を入れた方がいいんじゃありませんか! 
 メッセージ性が足ンないでしょ!

 ・・・ なぁ~んて事言ったんだ。俺だけじゃなく、友達みんなで。

 そしたら今井さん怒っちゃってさ、そんな事、君らに言われる筋合いはない、とか、もう、そっからケンカよ。
 自分たちからお茶に誘っといて、吊し上げるようなことしちゃったんだからなあ、ヒドイよなあ」

<続く>


すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン⑳

◆ 君たちにも、映画を観なくなる時期ってのがやって来る・・・

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 あと、杉山義法先生が話してくれたことで覚えているのは・・・というくらい、この先生はシナリオの作法とか理論とか、書き方みたいな実際的なことはあまりお話しされなかった。例えば--

「この新聞に、青年が少女を殺した記事が載っている。コレをストーリーのベースにして30枚程度の短編シナリオを書きなさい」

 みたいな、いかにもシナリオの講師がやりそうな授業は1回もなかった。

 じゃ、何やってたかというと、毎回、製作現場の四方山話、世間話・雑談だったように記憶する。杉山先生の他にもう一人、シナリオの先生がいて、確かお名前は五十嵐さんだったと思うけど、コチラの先生の講座でもあんまり〝授業〟っぽいことはしなかった(ような記憶が・・・)。

「 君たちね、映画は若いうちに観とくもんだよ。
 映画を観るのも体力がいる。年取ってくると、観てるだけで くたびれる。
 上映時間が2時間以上ある作品なんて、もうパスだね。シンドイもの 」


 なぁ~んて言ってた。あッ、だから「映画はロードショーで観なさい(公開時にリアルタイムで観ろ)」と言ったのも、杉山さんじゃなくこっちの先生だったかもしれない(五十路を過ぎた今、この映画を観るのも体力がいる、を身に染みて感じている)。

杉山義法
▲ 杉山義法(すぎやま・ぎほう) 〔1932-2004〕
出典:脚本家 杉山義法 資料館

 それはそうと、杉山先生で思い出されるのは、「そのうち映画を観なくなる時が来る」って話と、あの今井正監督とケンカした話(これは次回で)。

 杉山先生は、授業の中で、確かこんな事を語ってくれた。

「君たちね、今でこそ映画、映画って言って、〝映画がなければ夜も日も明けぬ〟みたいな顔してるけどさ、そうそう映画ばかりも観ていられないもんだよ。

 僕にしても、まったく映画を観ない時期ってのがあった。

 結婚して所帯持って、子供が出来て、生活のためにああだこうだ、ってやってると、映画なんか観てる場合じゃなくなるんだ。喰っていく事が第一になるからね。

 そのうち、どうにか書いたホン(脚本)が売れてきて、仕事が来るようになって、また観るようになるんだよ。
 だけど、観てない期間のロスってあるじゃない。それがあると、〝あの映画のあのプロット、あのスタイルでいきましょう〟なんて言われても、コッチは観てないから判らないわけよね。
 テレビ局のプロデューサーと打合せする時なんか支障を来しちゃう。
 だからその映画を追っかけて、名画座に観に行ったりしてね (笑) 。
 まあ、そういう事もあるけど・・・。

 でも、焦ることはないよ。そういう映画を観ない時期、観ていられない時期、ってのは誰にもあるもんだから ・・・。むしろ、そういう時期を大事にした方がいい」

 杉山先生のこの言葉、今も時々思い出す。数年前、父が亡くなって、家の中がシッチャカメッチャカになって右往左往していた時は、よくこの言葉を思い出して、反芻していた。

 「あー、俺はいま映画を観てなくてもいい時期なんだナ・・・」

 なんてね。心の支えでしたよ。

 ホントにありがたい言葉を言ってもらったもんです。 <続く>

        **************************

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すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン⑲

◆ 映画は初公開の時〔リアルタイムで〕、ロードショーで観ときなさい


▲ 『E.T.』(1982・米 スティーヴン・スピルバーグ監督) 予告篇 出典:YouTube

 その頃(昭和50年代前半)の、田舎、つまり都会(首都圏)ではない地方で映画を観る事の恩恵ってのは、ロードショーは2本立て、つまり2本の新作が1作分の入場料で観られて、しかも前売り券なんか最初(中1)は600円とかって額だった。名画座のじゃないよ、全国公開のピカピカの新作ロードショー作品の料金が600円、しかも2本観られた。

 昭和57年(1982)に東京に来たら、ロードショー(館)は1本きりで、前売りでも800円とか1000円とかって額じゃなかったかな(年が経つにつれ、どんどん上昇)。だからその当時の文芸坐の、2本立て、もしくは3本立てで500円(じゃなかったかなあ、料金って)はお得もお得。文芸坐の会員になれば、年間チケット(確か入会金を払えば、半年間300円で観られる割引チケットが3枚とか5枚とか付いてくるんじゃなかったかな)がもらえて、もっと安く観られた。




 今はDVDやビデオ、ケーブルテレビ、動画配信サイトのNETFLIXなんかがあって、そこで昔の名作を見られるけれど、当時は名画座しかなかった
 でもだからって、古い映画ばっか観てるわけにもいかない。

 大学時代には、スピルバーグ監督の『E.T.』とかセルジオ・レオーネ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、ロバート・レッドフォードの『ナチュラル』、フィリップ・カウフマン監督『ライトスタッフ』、リチャード・ドナー監督の『レディホーク』、フランソワ・トリュフォー監督の『隣の女』、ベルナルド・ベルトルッチ監督『1900年』、深作欣二監督『蒲田行進曲』に黒澤明監督の『乱』、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』、市川崑監督『細雪』、今村昌平監督『楢山節考』、神代辰巳監督『恋文』、森田芳光監督の『家族ゲーム』に澤井信一郎監督の『Wの悲劇』などなど新作&注目作が公開されたから、これらはどーしてもロードショー(館)で観たい。

 名画座に落っこちてくるまで、じーーっと待ってるなんて事、できまっか?! 
 できまへんやろ。

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 ガッコの先生(日芸・映画学科の講師)も

「君たち、映画はね、なるべくその作品が初公開された時に、つまりリアルタイムで、ロードショーで観た方がいいよ」

 てな事を言ってたし。

 これは、映画はそれが初めて公開された時に観ておけ、というわけだが、どうしてかというと、結局はその映画がその時代に作られた(公開された)ということを覚えておくのが大事だ、って事だと思う。
 時代(背景)と映画っていうのは切っても切り離せないもんなんだ、という事だと理解してるけど(違うかもしれない)。

 それを言った先生はシナリオの授業の 杉山義法(すぎやま・ぎほう)さんだった。
 いや、演出論 の 西河克巳 監督だったかもしれない。
 ま、一応、杉山先生ってことにして、この杉山先生は当時、第一線のシナリオライターで、私が大学在籍中は、NHKで 『宮本武蔵』 (日曜の大河枠ではなく、水曜夜8時、役所広司が武蔵)を、また日本テレビが年末にやっていた時代劇スペシャルの脚本を書かれていました。

 里見浩太朗主演の 『田原坂』 (昭和62=1987年)とか 『五稜郭』 (昭和63=1988年)とか。

 そんな具合に、実際にホンを書いたり、監督したりして、活躍されている、現役の脚本家や監督さんの話が面白かったし、タメになりましたよね(ということは、第一線におらず、開店休業状態の人もいたってわけですが ・・・ ず~~と前に書いたコバケイさん〔 = 小林桂三郎 〕なんかはコッチの口。話は面白かったけど、いかんせん昔話ばっかだった)。 <続く>


▲ 『細雪』(1983・東宝映画 市川崑監督) 予告篇(海外版) 出典:YouTube



すくりーんエッセイ 名画座という名のタイムマシン⑱

◆ 行きそびれた伝説の劇場( こや)たち

上板東映チラシ
▲ 上板東映チラシ
出典:ヤフオク

 すでに閉館してしまった往年の人気名画座というと、並木座や新宿昭和館よりもずっと前、私がまだ大学生だった時に、一部で熱狂的な支持者がいた東武東上線の上板東映があった。正式名称は「上板東映劇場」だが、みんな親愛の情を込めて 〝 カミイタトーエイ 〟 と呼んでいた。
 ココが閉館するときには、それを惜しんで最終日に映画スターがいっぱい訪れて、あの 松田優作 がステージで挨拶をした、という逸話もあるところだけれど、実を言うと私は1度も行ったことがないのです。
 いや、行こう行こうと思っているうちに、閉館てなことになっちゃって・・・。

テアトル東京
▲ テアトル東京
出典:BIGSTONEの気ままな日記

 ココと名画座じゃないけれど、ロードショー館のテアトル東京には行ってみたかった(当時の超大型映画、シネラマを上映できた唯一の映画館だったから)。

 もちろん、日本映画史的にも重要な 日本劇場 にも行ってみたかった。ここで映画を観てみたかった。でもココは私が大学入学で上東した時、すでに改築工事に入っていて、羽田空港からモノレールに乗り、山手線で有楽町駅を通過する際に、その車窓から周囲を囲われた日劇が見えた。それは、むき出しの赤茶けた鉄骨が痛々しい、無残に破壊された姿だった ・・・ 間に合いませんでしたナ、残念ながら。

日本劇場
▲ 日本劇場
出典:fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)

 日劇はすでになく、上板東映には行きそびれ、あと前に書いた浅草近辺の映画館(要するに東京都東半分の劇場)にも入った経験がない・・・これじゃマズイってんで、東京で3度目に引っ越しする時には中央線沿線の街を選んだ。

三鷹オスカー
▲ 三鷹オスカー
出典:三鷹コミュニティシネマ上映会-まちづくり三鷹

 当時はまだ中野や荻窪、吉祥寺に映画館があって、何より三鷹に有名な三鷹オスカー
があったから。忘れもしない、ジョン・フォードの刑事ドラマ 『ギデオン』(1959・米)をココで観た。座席を確保しようと上映が終わるちょっと前、早めに内部(なか)に入ってドアを開けて潜り込んだら、ジャック・ホーキンスの顔がデッカくスクリーンに広がってて、

  「 オオッ ・・・! 」 と思ったっけ。

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 で、この『ギデオン』の時だったと思うけど、映画が始まるまで、入り口付近の横長の椅子に座って待ってたら、車のエンジン音がした。外にトラックが停まり、荷物を持って劇場の入り口から配送のニイサンがドタドタ入ってきたのだが、そのニイサンが持ってきたのは大量のフィルム缶だった。
 フィルム缶、つまり次週上映されるフィルムを運んできたわけです。

 「おー、フィルム缶じゃねえか、懐かしいなあ ・・・ 」

 なぜ懐かしいかというと、日芸時代、さんざん扱ってるわけですから。と言っても16㎜ですけどね、一般上映用はご存知のように35㎜。35㎜と16㎜じゃ、ワンロールの大きさは比べものにならないくらいに違う。もちろん、35㎜の方がデッカイ。
 それがまあ、普通の映画、上映時間2時間内だったら、5、6個もあるわけで、そのニイサンは積み重ねて持ってきたデカいフィルム缶の山をモギリ(受付)の横の出入り扉のところに、ドンッ! と置いた。フィルム缶の山ってのはかなりの量です、ちょっとした塔ですわ。

 で、フィルム缶には、その真ん中の円いステッカーに映画のタイトル名とか番号(何巻目かを示すナンバー)、フィート数とかがゴチャゴチャ書いてある。

 私は好奇心にかられて、当然、覗き込みました。

 「どれどれ、来週かかる映画って何なのかな?」

 と見てみたら、確かそれは溝口健二の映画だった。溝口の何だったかは忘れたけれど、確かに溝口作品だったと思うのです。

 アレ、三鷹オスカーって洋画専門じゃなかったのかな? 日本映画の旧作もかけたのかな?

 と思って、今、ネットで調べたら、松田優作の遊戯シリーズ3本立てなんかもやってるようだから溝口を上映していた可能性はある。
 それに、そうだ、3本立てで1000円だった、入場料。

 三鷹オスカーは、映画監督の鶴田法男さんのお父さんがオーナーで、法男さんのお兄さんが映画評論家の鶴田浩司さんでかつては三鷹オスカーの番組編成を担当。
 実は今も〝三鷹オスカー 一日だけ復活〟と称して「三鷹コミュニティシネマ映画祭」という上映イベントを年に1回開いているようです(と、コレもネットでたった今調べて知ったネタ)。

 ほかに 新宿昭和館 とか 大井町武蔵野館 でもショーモナイ思い出がありますが、いちいち書いてもしょうがない。そっちの話はいずれまた・・・。 <続く>


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高村 英次

Author:高村 英次
私・高村英次が書いた『ラストシーンの余韻』は、日本映画界の巨匠・溝口健二監督の評伝。この電子書籍版はアマゾン Kindleストア 及び 楽天ブックスから購入可能。紙の書籍版は製本直送.comより発売中。各コラムの末尾にある発売告知バナーから販売サイトに遷移、またはポップアップ画面が出ますのでそこで購入して下さい。

< プロフィール >
血液型:A型
趣味:サイクリング、クッキング、デジカメ撮影
好きな場所:豊平川、中島公園、北海道神宮、北大、八紘学園農場
好物:コーヒー、ソフトクリーム、ジンギスカン、スープカレー、麺類、寿司
好きな店:MORIHIKO.STAY&COFFEE(ホテル・ポットマム)、oj珈琲 ~食いもの屋cafe~、喜輪、一文字伽哩店、Beyond Age北22条店、カレーのチャンピオン、馬美舞辺母、綱取物語、斗香庵、文太郎、林、風来堂、おっぺしゃん、三平、山家、一鶴、チロリン村、パールモンドール、ポルトルージュ、サンドリア、Charlie

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