新作プレビュー  『 トランセンデンス 』  <前篇>

◆ ジョニデ、サイバー世界の〝神〟になる?

 ・・・なんだかね、やっぱり実力の差を痛感しちゃうよね。
 ・・・まー、でも、もうちょっとヤルかなって気もしたけれど、いや、あんなもんかなぁ・・・。

 やー、「日本vs コロンビア」戦 (6月25日) のブサマな負けっぷりが頭にこびりついて、なかなか映画に集中できません。「あんなもんだヨ~」と思っても、そこは我が子(日本代表)、やっぱ可愛い、やっぱ愛おしいわけで、敗戦後も吹っ切れないイヤ~な後味(怒りと反省、そして代表チーム愛)が残ります。
 負けて、決勝トーナメントの16チームに残れず、大会から〝消え去った〟としても、心の中に、その未練というか、愛着が残ってしまう
 コレが人間、それも愛する夫や妻となれば、なおさら・・とようやく『トランセンデンス』 (※) に繋がってきました(ヤヤ、強引ですが)。ストーリーをば。

メイン
▲ 人類とコンピューターが融合した〝明るい未来〟
 を説くウィル(ジョニー・デップ)
 (C)2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


〔 今回、ジョニー・デップが演じるのは人工知能を研究する科学者・ウィル。妻のエヴリン(レベッカ・ホール)とともにコンピュータを利用して環境保全と貧困の撲滅を成し遂げるべく日々、精進していたウィルだったが、コンピューターに人格をインストールする研究が反テクノロジー組織の反感を買い、急進的な組織のメンバーから襲撃され、瀕死の重症を負う! 
 エヴリンは
死期迫るウィルを見るに忍びなく、研究中のコンピューターにウィルの頭脳&人格をインストールし、夫をサイバー空間の中で生かし続ける・・・一方、本物のウィルはほどなく息絶える。
 するとウィルの人格を持ったコンピューターはさまざまな活動を始め、エヴリンはそれをどんどん実行に移していくが、二人の友人であるマックス(ポール・ベタニー)とウィルの上司・タガー博士(モーガン・フリーマン)は、インストールされたウィルの〝人格〟を怪しんで、その暴走を危惧。
 二人は、電脳化したウィルに操られるかのように、大規模な研究&軍事センターの建設に奔走するエヴリンを牽制するが、彼女は耳を貸さず、おそるべき万能センターの建造に邁進していく・・・ 〕


 赤で色づけした部分が、W杯から消えた日本代表と現世から消えたウィルの共通点、ってわけですが、まさに愛すればこそ未練も残るわけで、ウィルの妻が夫の魂をコンピューター内に残して〝共に生きたい〟と願うのはもっともな事だけど、移した先、つまりコンピューター上で、それがどのように変化・変容していくかは分からない。それが、

              - 善となれば良いが、悪に転ぶと人類は破滅する -

 というスリリングな二者択一に目が釘付けのSFサスペンス。もしも、コンピューター上のウィルの人格がねじ曲がって悪に傾斜すれば、カリスマ的なパワーで人間社会をミスリードし、人類を破滅へと導きかねない・・・そうです、ジョニデはサイバー世界の必要悪として、それこそ〝破壊神〟となってしまうのです。   〔続く〕

サブ 1
▲ コンピューターにインストされた〝ウィル〟は、妻エヴリン(R・
 ホール)やタガー博士(M・フリーマン、左)、捜査官のブキャ
 ナン(キリアン・マーフィ、中央)に語りかける。
(C)2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

■  6月28日より東京・有楽町丸の内ピカデリー、
    札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌ほかにて全国ロードショー
                                 ポニーキャニオン&松竹配給 ■


題名の「トランセンデンス〔超越〕」=Transcendence、は
「シンギュラリティ〔技術的特異点〕」= Singularity ともいうそうでコレは、
「人工知能などコンピューターの発展によって、コンピューターの知性が人間を超える現象、及びその限界点」という意味。 
 エ、なんのこっちゃ分からない? じゃ、もっと分かりやすく説明すると、
「人間自体が拡大され、機械とくっつく(融合する)ことで、人間が次のステージに進化する」って事のようです (マスコミ用プレスシートより)。
 映画は以上のような難しい話を面白いドラマにしてまっさかい・・・だから、見てね。


< 『祇園の姉妹』や『浪華悲歌』で日本映画にリアリズムを打ち立て、
  『西鶴一代女』『雨月物語』などの名作を放った溝口健二の人生を、
  伊藤大輔・小津安二郎・黒澤明などのライバル監督&スタッフとの
  確執とともに描いた、
        『 ラストシーンの余韻 』 〔電子書籍版〕、
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高村英次

Author:高村英次
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