人生で一番長~~く居たい場所 <その14>

◆ 古本屋をハシゴする < みちくさ > の愉しみ

 喫茶店について語るハズがとんだ方向にいっちゃいましたが、とにかく1980年代当時の江古田には古本屋さんがいっぱいあった。

 やがてジャズめはそこにも飽きて、西武沿線を所沢方面に向かって「練馬」「中村橋」「石神井公園」「大泉学園」・・・と歩いては、その駅周辺や線路際にあった古本屋さんを〝冷やかし〟ました(〝石神井〟=しゃくじい、って読めます? 上京した当初、西武池袋線の駅名では、この石神井と〝小手指〟=こてさし、が読めなくて・・・コテユビって言ってた)。

         〝冷やかす〟のが好きなんですよね。

 で、就職して(束の間の宮仕え、でしたが・・・)、住処(アパート)が変わったんで、池袋から小竹向原までの有楽町線コースが〝冷やかし〟のコースとなり、池袋から要町までの間にもいくつか古本屋さんがあった(あそこには立教大学がありますから)。
 それに当時(1980年代後半)はまだレンタルビデオの全盛期で、レンビデ屋も随分とあった。

                       リック・アストレー・アルバム
      ▲ みちくさコースの途中にあったディスカウント・ショップで買ったリック・アストリー
        『 Whenever You Need Somebody 』のLPアルバム。当時、ステレオもCDプレ
         ーヤーも持ってなかったが、いつかコンポを買った時のために、と購入 ・・・
         で、そのLPレコード、売らずに持ってたつもりでいたが、何故か・・・紛失。
         コレは同じアルバムのCD。収録の 「Together Forever」 が今に至るもお気に
         入り。


 大卒後、私事いろいろあって、銀座にある某社でバイトすることになり、下車する駅は新富町駅。だから「和光市」~「池袋」~「有楽町」経由の有楽町線で通うことになり、帰りには時折、途中の池袋で降りて、下(地下)を有楽町線が走る国道441号線をテクテクとブラつきながら、我がアパートにたどり着くという道程。
 我が家はその441号線がちょうど環七にぶつかる辺りにあって、歩けば小一時間くらい。
 だから、歩くとちょうどいい運動にはなるし、途中にはディスカウント・ショップや安価なスーパーもあって、いろいろ食材を買ったり、生活用品、例えばトイレット・ペーパーなんか買ったりして、それを片手にぶら下げながら帰ってくる。


         このド貧乏を極めた散歩、みちくさ、が楽しかったんだ
                なんで、あんなに楽しかったんかなぁ・・・。


貧困旅行記
▲ この頃読んでたわけじゃなく、ず~と後に読んだ
  つげ義春 『貧困旅行記』 。この本の気分が当時の
  みちくさの気分ですかね。この本好きです。


 この頃、441号線周辺の舗道がキレイに修繕されて、ちょっとした遊歩道みたいになっていたのが壮観だったし、植えられたばかりの街路樹が新鮮で、東京の中だってのに木々が多くて、緑のなかを歩いてる感覚があって、それが妙にリッチな気分にさせてくれた、って事もある。

       街路樹でも公園の木でも、街ん中に〝緑〟があるっていいですよね。
       開放的な気分になって、気持ちにもゆとりがうまれる。

 実生活的にはメチャメチャで、仕事(バイト)もキツくて、おまけに変なトラブルも背負い込んで、とても余裕はなかったけれど、あの池袋から環七までの舗道を歩いてると、いつも気が紛れた。

 最初に紹介したサ店も、この舗道も、クサクサした気分を紛れさせてくれる、心のオアシスだったのかもしれません。       〔続く〕


< 『祇園の姉妹』や『浪華悲歌』で日本映画にリアリズムを打ち立て、
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  伊藤大輔・小津安二郎・黒澤明などのライバル監督&スタッフとの
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