新作プレビュー  『 ザ・ゲスト 』  < 前編 >

◆ アダム・ウィンガード監督はキャメロンやライミになれるか?!


▲ 除隊した中東帰りの元兵士デイヴィッド(D・スティーヴンス)
(C)2013 Adam David Productions 
 
 ときどき「アー、コイツは面白いッ!」って太鼓判を押したくなるタイプではなく、「ああ、コレってなかなか(イイ)」と一人ほくそ笑むタイプの小品ってのがありますが、『ザ・ゲスト』はまさにその捨てがたい小品。

 この作品の監督、アダム・ウィンガードって人、一躍脚光浴びた 『サプライズ』 (2011)てのは未見だけど、なんというのかなあ、ちょっと才長けた新たな才能って感じはします。ジャズ野郎の世代でいうなら、30数年前の中学から高校時分に登場した--

 ジョン・カーペンター とか ジョー・ダンテ とかああいう感じの出方っていうのかなあ・・・作風が同趣向ってわけじゃないんです。こじんまりとした〝低予算のB級ノースター映画〟ながらちょっと見どころがある、というか、チョイとオモロイ事(演出、趣向)をやってる、とか、なかなか憎めいないユニークさを持っている、といったあたりが似てんです。

 このウィガード監督がドーンと次回作で当てて、ジェームズ・キャメロン (キャメロン監督も劇場第1作の1982年作 『殺人魚フライングキラー』 って低予算B級モノの出身。J・カーペンター監督の『ニューヨーク1997』では特殊効果&撮影を担当)や、
サム・ライミ (長篇第1作は1981年の 『死霊のはらわた』 で今やカルト作品。その後 『スパイダーマン』 シリーズ で大儲け!)みたいにバケるか(大ヒットメーカーになれるか)。
 それとも ウォシュウスキー兄弟(姉弟) のように、B級サスペンスの 『バウンド』で高評を得て、次作の 『マトリックス』3部作 でエラく当てて一大ブームを作るまでになったはいいが、以後は尻すぼみの体たらく・・・。『スピードレーサー』で大コケしてミソつけちゃったから、再度メジャー監督の位置に戻るのは難しいと思うけど、果たしてアダム・ウィンガードもそういう末路を辿るのか。そいつは誰にも判らない。

 とにかく今の時点では、面白い監督が出てきたな、とは言えます。


訪問
▲ ピーターソン家を訪ねるデイヴィッド(左)。右はピーターソン夫人・ローラ(シーラ・ケリー)
(C)2013 Adam David Productions 

〔 ザ・ゲスト・・・〝客〟と言うよりザ・ビジター〝訪問者〟って言う方が正しい気もしますが、イギリス出身の新星ダン・スティーヴンスが不気味に演じる、ナゾの青年・デイヴィッドが、中東に従軍してその地で戦死した息子を持つピーターソン一家にやってくる。デイヴィッドが言うには
「自分は戦死した息子さんと同じ部隊にいた者で、彼が戦死した前後の状況を家族の皆さんにお話しするために来ました」
 とのことだが、さあーて、コレって本当か?
 ピーターソン一家は両親と年頃のハイスクーラーの娘アナ(マイカ・モンロー)と中学生の息子ルーク(ブレンダン・マイヤー)という、どこにでもいる4人家族。家族の面々は最初はこのデイヴィッドに警戒心を抱くが、彼が家族のために親身に心配してくれること、そして家族のためになることを率先してやってくれるので、次第に信頼感を強くする。そこへある事件が起きて ・・・ 〕


〔続く〕

ポスター
(C)2013 Adam David Productions 

                 ※『ザ・ゲスト』 公式サイト:the-guest.jp/

  ■ 11月8日より東京・シネマサンシャイン池袋、ユナイテッドシネマ札幌ほかにて
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Author:高村英次
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