新作プレビュー  『 アメリカン ・ スナイパー 』  < その 2 >

◆ ストーリーは書きません・・・!

  従軍
  ▲ 地上部隊にまざってイラクの危険地帯を往くクリス(B・クーパー)
  (C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT
  INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC


 公開当時、一部で話題になってた、『ネイビーシールズ』 < 2012、スコット・ワウ&マイク・マッコイ監督 *1 > を見ると、紙飛行機みたいなのを敵のアジトに飛ばすシークエンスが出てくる。それは遠隔操作できるハイテク偵察機で尖端に超小型のカメラが装備されていてアジトの内部がクリアな映像でキャッチでき、狙撃手はその映像を見ながら確実に標的を撃ち抜く。この紙飛行機、材質がホントに紙だったかどうか定かでないけど、その程度のモンだから音(エンジン音)がしない。だから怪しまれずにスルスルッと敵陣に入っていけるんだが、今やドローンやもっと小さいなマイクロ・ジャイロが一般人でも入手できちゃうから、そう考えるとなんだか怖いよね。盗撮なんか簡単にできちゃう。

 で、この映画の主人公 クリス・カイル がその ネイビー・シールズ なのである。〝ネイビー・シールズ〟は海軍の特殊精鋭部隊で、とにかく戦場において一番危険な任務に赴き、それを遂行するために鍛え上げられた猛者。いわば〝兵士の中の兵士〟。
 誰が味方で誰が敵か、どこに敵がいて、しかもそれが何人でどんな武器で責めてくるか、罠が待ち受けているか、などといった〝死の最前線〟へ展開していくのが「シール・チーム」なわけだけど、心境著しい ブラッドリー・クーパー が演じるクリスはそのシールズとなって、超危険な紛争地帯のど真ん中に叩き込まれる。

 ・・・と、通常ならここらあたりで「粗筋をば」ってことになるんだけど、この映画に関してはストーリーは紹介しません。ホントは、情報めいた事は何も書きたくないんです。何も知らずに、劇場に行ってスクリーンを見つめてほしい。余計な情報は後から仕入れればよい、黙って見ていればすべて判る。好奇心はそれですべて充たされる。

 だからクリス・カイルがシールズ隊員だってことすら書きたくないのです。
 前に『ゼロ・グラビティ』 【2013年12月13日付け】 を紹介した時のように、ただ観に行ってほしい、とだけ伝えたいのですが・・・なかなか、そうもいきません。『ゼロ~』とは映画の印象が違うし、戦争映画とか西部劇とかってのは女性層が忌避するジャンルらしいから、うまい事伝えないといけない。拙い文章力でも、せいぜい頑張ろうとは思いますが、でもストーリーや「誰がどうしたこうした」ってのは今回やめときます。

 ただ(この〝ただ〟も止めたいのですがね)、この『アメリカン・スナイパー』をイーストウッドが監督するって事を、ジャズ野郎は昨年公開された何かの映画のプレスシートで知りました。きっと 『ジャージー・ボーイズ』 だと思うけど、ブラッドリー・クーパーの出た 『アメリカン・ハッスル』 のプレスだったかもしれない。
 その中で〝アメスパ〟の内容を、アメリカの狙撃兵と敵軍の狙撃兵の一騎打ちを描く云々、という件があった。それを読んで、

「ヘェー、イマドキ、戦場での1対1のガンファイトなんて描くのか。イラク戦の砂漠って、そんな悠長な事やってられるようなところじゃないだろう。そんなんでいいのかな? 」

--と思いましたが、実際見てみたら、確かにそういう趣向はある。あるのだけれど・・・・。 〔続く〕


             棺に手
             ▲ 犠牲となった戦友の棺に手を置き、無念さをかみしめる・・・。
(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

     『 アメリカン・スナイパー 』 公式HP : http://www.americansniper.jp

■ 2月21日より東京・TOHOシネマズ日本橋、丸の内ピカデリー、
   札幌シネマフロンティア、ユナイテッドシネマ札幌、ディノスシネマズ札幌劇場
         ほかにて全国ロードショー        配給:ワーナー・ブラザース映画 ■


*1  「ネイビーシールズ」   チャーリー・シーンやマイケル・ビーンが出た同じ題名の『ネイビーシールズ』 <1990、ルイス・ティーグ監督> とは違う別作品で、『レッド・オクトーバーを追え!』 <1990> や 『今そこにある危機』 <1994> などの〝ジャック・ライアン〟シリーズで知られる作家 トム・クランシー が企画協力で参加。


< 『祇園の姉妹』や『浪華悲歌』で日本映画にリアリズムを打ち立て、
  『西鶴一代女』『雨月物語』などの名作を放った溝口健二の人生を、
  伊藤大輔・小津安二郎・黒澤明などのライバル監督&スタッフとの
  確執とともに描いた、
        『 ラストシーンの余韻 』 〔電子書籍版〕、
                アマゾンkindleストアから発売中! >





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高村英次

Author:高村英次
電子書籍版はアマゾン Kindleストア 及び 楽天ブックスから、紙の書籍版は製本直送.comより発売。直近の各コラムの末尾にある発売告知から販売サイトに遷移、またはポップアップ画面が出ますので、そこで購入できます。 

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趣味:サイクリング&ウォーキング&クッキング、デジカメでの写真・動画撮影
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