「 四月の雪 」 のバカヤロー  !


 「四月の雪」たって、ヨンさま(ペ・ヨンジュン)の映画のことじゃない。今日降った雪の話。

 北海道だから四月に雪降るのは珍しくないけれど、今年みたいに温かくて、雪も早々に姿を消してそろそろストーブもいらないと思えてきた頃に、いきなり寒くなるのは困りもの。 
 しかも雪がダダダダーーッと降ってきて、今日ぐらい困った日はない。午前中、久しぶりに映画を観に自転車に乗ってマチ(札幌市の中心)に出かけたが、家を出る時すでに雪が横殴りに降っていて最初は自転車で行くのよそうかと思ったほど。でも「なんとかなるだろう」と出かけたのがマズかった。3分走ったところで、真正面からぶつかってくる湿った雪で上半身は真っ白になり、すでに雪だるま状態。ベタ雪だから着ていたウィンドブレーカーがすぐ濡れて寒いの寒くないの。ブレーカーにくっついた雪を払ったら、チャリ用の手袋がグッショリ濡れて、これが信じられないほど冷たい。

 「あー、限界だァ・・・」と早々に諦め、近くにあったコインランドリーの横に自転車を駐め施錠し、目の前のバス停からバスに乗ろうとした。ところが、そういう時に限ってバスが来ない。あと10分もある・・・と、そのうちに雪が小降りになってきた。これなら自転車でも行けそうだと、自転車で再び吹きっさらしの濡れた舗道を走ってみる。

 しかしまた10分もすると猛烈な吹雪になり、今度の雪は、雪というか霙みたいな冷た~いヤツで、ウィンドブレーカーが濡れるだけじゃなく重くなってきて、なによりメガネが濡れちゃって前方がほとんど見えない。
 さすがにこれは危ない、と近くのデカいスーパーの駐輪場に自転車を駐めて施錠し、今度こそバスで行こうと国道36号線のバス停へ。
 ところが、ココでもまたバスが来ないッ。次のバスまで10分以上もありイライラしながら待ってると、またしても雪が止んで、あれだけ吹いてた強風も収まってきた。
 自転車でスイスイ走れそうな状況になったのはいいが、それにしても、 


   「ナメやがって、何回同じことさせンだよ! バカにしてんのか!! バカヤロー!!!」


と天に向かって文句を言い、文句を言いながらスーパーに戻り、結局、自転車で行くことに・・・ホントに、なんてバカにした「雪」なんだ。

 ウィンドブレーカーも手袋も穿いてたジーンズも濡れて、芯から凍えきった身体は、ケンタ(KFC)の熱いコーヒーでようやく元に戻ったけれど、それにしても寒かった。1、2月の真冬の寒さとまた違うんだよね、春先の寒さってのは。昼間の気温は2、3度でプラスだったようだが、氷点下の真冬よりコッチの方が冷たい気がする。  

 人心地ついて、映画館に向かって歩いていると、なんと陽が差してきた。降ったり止んだり、吹いたり収まったり、陽が出たり・・・なんて忙しい日なんだい。

 帰りももちろん自転車で帰ったけれど、北海道の風ってのは意地悪っていうか、バカっていうか、自転車なんかで走ってると必ず風が前から吹いてくる。そう、必ず向かい風(逆風)なんだ。行きは向かい風でも、帰りは追い風になるだろう、と思うでしょ、ところが帰りはまた風向きが変わってて、風が正面方向から吹いてくる。ホントだよ、いっつもこうなんだ。
 で、もちろんこの日も帰りは逆風、つまり向かい風だったから往生したぜ。いったい、北海道の風のこの〝性格の悪さ〟はいったいドコから来てるのかね? 知ってる人がいたら教えて欲しいよ。

 帰りは天気は荒れず、冷たいベタ雪も降らなかったし、雨(霙)もそこそこ。でも突然、吹き荒れたアラレには驚いた。アラレが路面上にそれこそ(お菓子の)アラレや雪ボーロみたいにザザザッと降り注いだかと思うと、それがクルクルっと渦を巻いてサァーーーと吹き払われていく。その一瞬の見事なこと!

 確かに見事だったけど、雨まじりのベタ雪や歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』に出てきそうなホワッとした淡雪、またポワンポワンと舞い踊った綿雪、そしてこのアラレと、この日は雪のすべてのバリエーションを見せられた気がする。


                  『 四月の雪 』 はただものじゃない。


耳当てと左手
▲ ケンタでお茶した時の、凍えて赤くなった我が左手。左は耳当て。
もし出がけに耳当てを持っていかなかったら、とても寒さに耐えられ
なかった。この日、唯一のヒット。          cジャズ野郎


日本映画にリアリズムを打ち立てた大監督にして、
酒色に囚われた虚妄なる男、巨匠・溝口健二の人生を振り返り、
伊藤大輔・小津安二郎・黒澤明など同時代のライバル監督や
スタッフとの確執を赤裸々に暴いた長編
『 ラストシーンの余韻 酒乱と失態、女難と頑迷、監督・溝口健二
 の狂おしき人生 』 〔電子書籍版〕
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映画ライター・高村英次、初の書き下ろし長編 『 ラストシーンの余韻 酒乱と失態、女難と頑迷、監督・溝口健二の狂おしき人生 』

高村英次

Author:高村英次
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< プロフィール >
血液型:A型
趣味:サイクリング&ウォーキング&クッキング、デジカメでの写真・動画撮影
好きな場所:札幌ドーム、中島公園、中央図書館、豊平川
好物:コーヒー、ジンギスカン、スープカレー、ラーメン、「ロイズ」のソフトクリーム、「シャトレーゼ」のアイスバー・ピュルテ(塩キャラメル味)、びっくりドンキー、はま寿司、セイコーマート

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